愛はバブル

嫌われ松子の一生観てきた。面白さとか可愛さとかコミカル具合とかパワフルさとかポップな感じとか映像の色彩の綺麗さとかがぎゅっと濃縮された映画だった。やはりこの人の映画(というか映像)は情報量が半端じゃないなぁ。漫画でいうなら梅図かずおか。
っていみわかんないか。

なんかとにかく音楽と中谷美紀がほんと最高だった。サントラが本気で欲しい。ボニーピンクのlove is bubbleとhappy wednesday とまげてのばしてとデパートでアイドル風の人が歌ってたやつが特にすき。
ストーリーは笑えるどころか切なすぎてくるしくて壮絶に胸が軋みました。
松子は一生懸命自分を信じて生きただけなのにな。歯車が狂い始めた場所は、どこだったんだろう。むしろ本当に狂っていたのだろうか?
個人的に、日記を呼んで気付けなかった父の愛情に触れてしまうところは私自身の心臓も握りつぶされてしまったような気持ちになりました。
結局「お父さん」の存在に弱いんです。

あぁそれにしても中谷美紀はすごいな。すごいアグレッシブ。これは松子がイコール中谷美紀以外想像もつかなくなってしまう程だった。あぁもう一度みたいな。
あと瑛太のデコルテラインがとても素敵でした。きゅん。