二本立て

■ごく普通の恋人同士だったジョエルとクレメンタイン。ところが付き合いが長くなるとしだいに互いの嫌なところばかりが目に付き喧嘩ばかりの日々に。そしてバレンタイン目前にして訪れた別れ…。
しかし思いの残るジョエルはプレゼントをもって謝りにクレメンタインの元へと行く。しかしクレメンタインは別の男といた上にジョエルのことを知らない人だという。
失意に襲われるジョエルだったが、ある時クレメンタインがジョエルに関する記憶だけを消去する手術を受けていたことを知り……。


正直ストーリーは、決して面白くないとは言えないけれども期待してしまった分どうなの?という感想を抱かずにいられなかった。しかし映像面での演出は素敵で、コミカルな音楽と手法で楽しめた。
キャスティングが的確だったというか、こんだけ名の売れている役者が共演してるのに肩に力が入ってないし、全員ハマり役なのは凄いかもとかひとりで思ったなぁ。
個人的にキルスティン・ダンストが妙に可愛く見えた。マリファナをキメて半裸でノリノリにダンスするキルスティンかわゆし!
マリー・アントワネットで来てたソフィア・コッポラのドレス姿よりもタンクトップにパンツ一丁の方が可愛く見えたというこの不思議。
ケイト・ウィンスレットは奇抜な髪型のせいもあるけどあんまりかわゆくない。
でもジム・キャリーは素敵だったなぁ。まだ若いしこうゆう風に思うのは多少失礼かもしれないけどジム・キャリーみたいなパパがいたら素敵そう。ジョニーみたいなパパかジム・キャリーみたいなパパか佐々木蔵之介みたいなパパ。
あとイライジャはなんかリアルで気持ち悪かった笑 なんだかロード・オブ・ザ・リング以降こういう変態とかヘタレみたいな役を楽しんでやっているようにしかみえないんだけどどうなのかしら。
ジョエルの脳の中のシーンがなんか凄くセンシティブというか面白い映像になっててわぁなんだかちょっとプロモっぽい!って思っていたら監督のミシェル・ゴンドリーって元々プロモ撮ってた人だったんだね。しかもベックとかビョークとかケミカルブラザースとかストーンズとかマッシヴとか洋楽に弱い私でもわかる大御所の。
恋愛睡眠のすすめ』もミシェル・ゴンドリー監督なんだねー。ガエル・ガルシア・ベルナムが主演だからますます観たくなったー。今度観にいこう。バット・エデュケーション見て以来ガエル・ガルシア・ベルナムが私の中で猛プッシュ中です。

ところで互いに愛する人の記憶がなくなったって、また出会った時に必ず恋に落ちない訳がないと私は思えちゃうんだけどどうなんだろうね。
でも恋に落ちるには縁が必要だから、それが切れたままならそこで終わりなのか。
うーんまぁよくわかん。


というかたまには真剣にレビューというものを書いてみようとしたらえらい長くなっちゃった!エターナル・サンシャインの他にオリバー・ツイストも観たからそっちも書こうと思ったのに…。
しゃーないからそっちは明日!